ベートーヴェン交響曲第九番 メンゲルベルク

#その他音楽

第一楽章を聴いてちょっとピアノのギレリスの感じに似ているかな?とか思ったんですけど、やっぱり表情の濃さがちょっと違いますね(笑)音がちょっとでも長く奏される時は、弱音から漸強をすかさずかける所は流石はロマン派の演奏家です(笑)
第一楽章でティンパニが正確に刻まれる様は一拍目と三拍目を強調する感じの演奏と相まって、騒音おばさんの蒲團叩きを連想させるほどの迫力と、えも言えない情熱がありました。特に第三楽章の表情付けは尋常ではなく、聴いていてテンポを見失いました(笑)
第四楽章は流石の熱気で、凄い表現力なんですけど、良く聴くと強弱にはそれほど差が無くすっと運ぶ所も多いので、品が有るようにも聴こえるのは不思議な二律背反です。
クラシックもブームである(らしい)事ですし、これ位の熱が篭もった演奏がそんじょそこらで聴けたなら、ロック越え(低レベルな争い?)も夢ではないかもしれません(笑)

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