江戸東京博物館 ファインバーグ・コレクション展 -江戸絵画の奇跡-後期 その1

#その他芸術、アート

tbsの報道特集では野党を扱う中で山本太郎さんを取り上げていて、途中で原発なしでやっていけるのか、電気料金が上がっているじゃないか、とおじさんに論難されていましたけど、総括原価方式をやめれば安くなるというにとどまっていました。

電気料金が高いのは原発の維持費や銀行からの借り入れの返済など減価償却費が大きく、LNGはものすごく高く買っていて、保養施設などの無駄遣いも見逃せません。

増えているように見える火力の値段も、円安や中東の動乱での原油価格の上昇が原因で、実は特に火力を増やしたからというわけではないのです。

そもそも原発は使用済み核燃料の処理や、交付金や、原発に使われる電源開発促進税など、「電気料金」として今徴収されていない分も含めてとても高いです。事故を起こした場合の費用はほとんど絶望的と言えます。

賠償費用も含めて、メディアもそれを受け取る国民も、電気料金以外の費用にあまりにも無頓着だと思います。しかも最近廃炉費用を電気料金として徴収することに決めたとも聞きました。「福島第一の廃炉費、電気料金に上乗せへ 経産省方針」(http://www.asahi.com/business/update/0723/TKY201307230420.html

原発は過渡的なエネルギーであって、少なくとも遅かれ早かれやめるものというのは国際的な常識です。

発送電分離によって競争が促進されることに触れて、更に止めに再エネの産業としての可能性について語れればなお良しです。

CO2を埋設できる石炭火力なども魅力があって、まだ漏れがあるかもしれませんが、これくらいをすぐに説明できるように準備しておいたほうが良いのではないですかね?それとも穏当な話をしていた部分だけを取り上げられていたのでしょうか。

みどりの風の谷岡郁子代表は、有権者が政策の内容ではなく、橋下が言ったから、小沢が言ったから、菅が言ったから、と拒否権を使ってしまう、といっていましたけど、これらの人が信頼できないのは当然です。同じようにのっかたたらまた嘘をつかれるでしょう。小沢も民主党政権の初期で公約を守れませんでしたし、震災では特に何も提案もできず、対応は遅れました。

説明することの難しさを説明して、政治は動くのが仕事、と言っていましたがその通りでしょう。議論を深めるのは報道の役割ですが、原発についてはあまりにも貧弱でした。そのことについてもっというべきだと思うんですが、生のインタヴューを知らないので何とも言えませんね。

スタジオに戻って金平キャスターは選挙前にねじれが争点だといっていたのをわれわれは反省しなければいけない、といっていましたけど、選挙後に3000言そのようなことを言っても、ただの保身にしかなりません。

speediと同じで、怒りのあまり、地面を踏みしめてしまいました。このキャスターは本当に最低最悪だと思います。

続いて、朝日新聞の内田樹氏の未来より今の金を選んだんだ、という論評を支持して引いていましたが「今の金」が来るかのように錯覚させたメディア報道に引っかかったというのが本当です。
支持率の低下から言ってもその欺瞞がばれるのはさすがに限界だったのではないか。

アベノミクスはごまかしにもなっておらず、株価が上がるから景気が良くなるというテレビの言い分になんとなく国民が説得力を感じてしまっている状態だと思います。

これは政府や株価が吊り上がって得をする企業と近しい関係にあるメディアの問題だと思います。鎮痛剤といえるほどの効果も国民の実体経済にはありません。

そしてこれはメディアと癒着してその構造を批判しない「知識人」の責任なのです。それを無視していかにも国民が衆愚政治に陥っているかのように嘆いて見せるのがいつもの定番の予定調和の「パターン」なのです。

郵政選挙の時と同じで何も学んでいないのではないか!

それを職業としている人はマスメディアに頼らないで自分で資料を集めていろいろ吟味することができますが、一般の市民の人は生活の中でどうしても時間が限られるんですよね。

また「昨年末から世界的に景気が回復基調にあったので、アベノミクスがなくても日本の景気は良くなっていた」(小幡績・慶大大学院准教授(http://www.asahi.com/senkyo/senkyo2013/special/TKY201307140092.html))という記事もありました。

思い出しますと景気が回復基調に乗ったのは野田政権の末期でしたけど、リーマンショック・震災期を捌いた白川日銀総裁の辛抱が実りつつあった時期、ともいえるでしょう。

ノルマンディー上陸作戦の時にイギリスがドイツに偽情報を信じ込ませるために、情報の中に本物を混ぜ込んでいたことはよく知られています。
また、骨董屋の世界でも、箱だけ本物にするとか、偽物の中に本物を混ぜることで嵌め込む(偽物を買わせる)そうなんですよね。

アベノミクスのキッチュ性を見抜きにくいのは、その中にいくらか以前からの政策や世界情勢による本物の景気回復が含まれているせいでもあるでしょう。そういう悪条件が重なっていますが、皆で本質を見抜いていきたいところだと思います。

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