太田記念美術館 「笑う浮世絵-戯画と国芳一門」前期 その32

#その他芸術、アート

さわりだけ観た情熱大陸では現代美術の人を取り上げていましたけど、議論を巻き起こすこと、を目標としているとのこと。

こういうのって、48Gと似ていると思うんですよね。良いとか悪い、とかファンを幸せにする、ではなく、話題になればよいと。ファンの間でも炎上商法という言葉が日常的に使われますよね。

なぜこのようなことをやっているかというと、それは経済的に有利なんですよね。話題になると、経済的な利益に結びつきます。

このように考えていくと、現代美術、というのは、浮世離れした(時に)高尚なことをやってやっているように見えますが、経済社会と非常に強く結びついているんだと思いうんです。

実際に美術界も話題になったもの勝ちのようなところがありますよね。人を幸福にするとか、深みがあるとか、そういうものは置き去りにされがちでしょう。

現代美術のこういった潮流は、きっと世界で市場原理主義が席巻している間は続くんだと思うんです。社会の各界のこういう連環が観えてくると思います。

フィギュアの羽生選手は2位ながらも、チャンとは30点差で残念に思っているようですけど、精神力さえしっかりすれば、勝てると思うんですよね。

少し闘争心を前に出し過ぎというか。

踊りも、ジャンプに失敗したのにあれだけ点数が高いので、評価が高かったのかもしれませんが、動作が終わる前に次の動作にすでに入っているような感じがして、あわただしいと思うんですよね。そういった所に、やや余裕のなさがあらわれているのではないか。

週末動作をはっきり決めた方が、芸術的になると思います。

サンデーモーニングでは特定秘密保護法について「まさか通るとは思いませんけどね」と岸井主筆。そのように楽観できる状況ではまったくありません。言っているような雰囲気を醸しながら、自分は関係ない、第三者的な立場だ、と安全圏へ逃げ込む言葉だといえるでしょう。

「風を読む」は世論と政治。民主主義は世論で動いて当然ではないか、とも思うのですけど、こういうのをみていますと、それは例外的な、ハプニング的なものに止まるのだなという印象。

VTRでは、その民主主義を「民主主義は最悪の政治形態と言うことが出来る。これまでに試みられてきた民主主義以外のあらゆる政治形態を除けば」(「民主主義」のウィキペディアより抜粋)といったチャーチルが登場。

チャーチルがEUを構想した話ですけど、冷戦があったり、物質的に豊かなので内輪で喧嘩する必要がないのかな、とも思うのですが、チャーチルの構想というのは欧州地域の平和にかなり貢献しているのでしょう。

これと脱原発の世論をかけた話ですが、ゲストの方たちが言っていることはかねがねその通り。浅井さんが、即時脱原発の具体的な問題を自民党は言っている、といって、いいっぱなしで、具体的なことを言わなかった部分は、問題だと思いましたが。

あと、大崎麻子さんは地震でも原発を意識するのでそれはリスクだ、ということをごもごもいっていて、少し本筋ではないところを適当に言っている雰囲気も。この人はどうも、清らかではないところがあるのでしょうね。

今思えば、事故前から、地震が起きたときに、原発に異常はありません、という言葉を付ければ状況が違っていた可能性があるとはいえるでしょう。現に柏崎刈羽では事故が起こっていますからね。

知らなかったのだから変わっても良いんじゃないか、と関口宏さんを筆頭にいう人が多数。

全くその通りだと思います。小出助教授とか、あなたにも責任がある、と一億総懺悔のようなことを言いますが、これでは責任の濃い部分を薄めてしまうことになりかねず、責任を取るべきところが取って次に進むということができません。

小出さんの活動がむしろ原発の推進にコインの表裏のように寄与していたのではないか、という話は前にも書きましたが(http://blogs.yahoo.co.jp/ffggd456/53418479.html)事故後も、焦点のずれた発言をして、原子力ムラを救済してしまっているのではないでしょうか。

ご自身が、自分にも大きな責任がある、とおっしゃっていますけど、私が言うような意味なのかどうかはわかりません。

金子さんは、物凄く考えてしゃべっているのがわかるのですが、もう少し、伝わるような、組み立て、しゃべり方があると思います。

小泉元首相の行動の時系軸の具体的な話しの部分はすべて省いて良かった。

息子のためにやっている、という部分は、長く説明した割には、明快な表現を欠いていて、あれでは伝わらなかったでしょう。

ワンフレーズ的なのは嫌いなのでしょうけど、ネットの時代ですから、テレビでは象徴的な表現だけをして、調べたい人はネットを見ればわかるようにするべきだと思います。

金子さんは事故前から明快に原発に疑問を持っていたので、その部分はもっと知られて評価されるべき人でしょう。

一方その行動を、騙されていたことに対する怒りだろう、と岸井主筆は解釈していましたが、そうだとして、騙していたのは情報を掘って伝えるべきメディアなので、他人事のように言うのは極めて不快です。

バトンタッチするように始まる日曜報ステには寺島実郎三井物産戦略研究所会長が登場。本当によく出ていて、テレビにとって都合のよいことを言ってくれる人だからなのだと思います。

番組終わりをちらっと観かけたのですが、脱原発をするということは、日米同盟を破棄することになる、と言って終了。

なにかもう、コストであるとか廃棄物であるとか、まともな理屈では議論にならないので、アメリカの力を持ち出してきた感じ。

アメリカの圧力には以前から二種類の説があって、本当に強い圧力があるという説と、圧力があると偽って日本の原発の利権をむさぼってる団体が推進しようとしているという説。

原発はアメリカとの関連でもっと議論されるべき、ということはいえます。それは自然に戦後の日米関係をあぶりだすでしょう。

どちらにせよ、どんどん原発を閉鎖させているアメリカに言われる筋合いではありません。実際に全く筋が通らないので、それなりに筋を通せる政権であれば、堂々と意見を言うことができるでしょう。

全体としてみれば「モンスターシステム」(http://sun.ap.teacup.com/souun/12615.html)というようなものが、内部の証言とともに明らかになってきている時に、悠長なことをやっているなという印象。

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