「自民議員発言 反戦が「利己的」との錯誤」(http://www.shinmai.co.jp/news/20150805/KT150804ETI090008000.php)ということで、8月5日の天声人語はこの「滅私奉公」について書いていますが、よくありがちな文の羅列になっています。
「滅私奉公」についてはわたしもいくつか書きましたけど、オピニオンリーダーは即座にこれらの研究成果を踏まえて発言しなければなしません。
https://shakaitsuugan.work/2014/09/28/54510636/
https://shakaitsuugan.work/2013/03/04/53375350/
本当は国民全体に、この成果が共有されていなければならないのです。
コラムとして合格に達するには、本来の滅私奉公にとは何かということについて語り「日本精神」という偽装を指摘しなければなりません。
それをしないので本音レヴェルで一定の層にこのような言説が魅力的なものとして浸透してしまうのです。
5日の大竹まことさんのラジオでは大竹さんが、政府は戦争に行かないというのに行くと言っている、と無数の突込みどころから根本的なことを問題視。
「武藤氏、ツイッター撤回せず 谷垣幹事長が苦言」(http://www.chunichi.co.jp/s/article/2015080401002271.html)の「感覚があることを」というのは道義的な視点ではなく票集め的な視点である。いわずもがな、谷垣の本質が表れています。
5日のとべさるでは、安倍は武藤議員とかつて同じことを言ってた。谷垣氏は安倍にも同じことを言わねばならない、と指摘。
自分の利益しか考えないご都合主義こそが、反知性主義の本体です。
武藤氏は戦前の文脈で使うなら使うで、給料を返上して文字通り滅私奉公で働けばよいのだ。
近い世代に似たような人は意外と多くて、氷山の一角的な存在である可能性も視野に入れなければなりません。
この人は、どのような教育を受けてこのように育ってしまったのか追跡する必要があります。
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