(思想の地層)デモから選挙へ 自己規制を取り払おう 小熊英二

#その他文化活動

「(思想の地層)デモから選挙へ 自己規制を取り払おう 小熊英二」(http://www.asahi.com/articles/DA3S12013627.html)は

奇妙な自己規制をやめて話してみれば、地域でも学校でも、話題を共有できる人はいるはずだ。

とのことで、天声人語でも最近似たような提言がありましたが、実際の生活者から見ればそれは理想論では?これで実生活で甚大な被害を蒙ってしまっては立ちいかないのです。

かといって本当に自主規制ばかりしていると、社会が逼塞してどうしようもならなくなります。

ここで提案したいのは感じることですね。ここでなら話しても大丈夫だとか、受け入れられないにしてもこの場なら話す価値があるはずだ、ここで話すと本当にまずい、といったことを言外に感じる、場を感じる力が必要だと提言したいです。

とにかく話すべきだ、という考えや、話すと損をする、という二分法だけで考えているとにっちもさっちもいかなくなって何も生まなくなるテーマであると考えます。

あとは政府による環境づくりが重要です。街宣車やヘイトスピーチが大手を振って街を練り歩き、簡単に圧力をかけてくるような社会では、社会問題を社会で語り合うことがリスクにしかならないのは当然のことなのです。

脱原発のプラカードを掲げただけで警察に連れ去られ職場に電話を掛けられる社会では不可能なのです。

論者はこのことを指摘しなければなりません。ここまで書くとやはり冒頭の筆者の言葉がとても怠慢に響くのです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました