はかなり面白い放送。
テンションを上げなくてはいけない大変な曲を特集。
まだ若いのに(指揮者は長生き職業で人に命令してばかりだからストレスが溜まらないためといわれています。)指揮者を引退するというのがビックリですが、かなり動きもテンションも激しい指揮で、これではもたないのかもしれません。
何もここまでしなくても、、、、もう少しテンションを下げればもっと持つのでは、と思いますけど、ご本人はそれは許さないのでしょう。
昔の指揮者は左手もあまり使わず品があった、と宇野功芳氏は言いますけど、昔の指揮者は明らかに楽団員より地位が上だったので、適当に振るのであとは君たちでしっかり指示した通りテンションをあげてくれ、という感じだったのでしょう。どちらかというと教えるという態度。
宗教的な名残があって厳かだったとは言いますが。
それが今では指揮者も同輩の一人といった位置づけですから、必死にやらないとまともに演奏してくれない。昔の指揮者が司令官だとしたら、今の指揮者は突撃突貫で現場で斬り込む大隊長でしょう。職業の性質がかなり変わったのを感じますね。
宮本さんの指揮姿はかなり情熱的なようですが、意外と汗臭さを感じない雰囲気。ヤマカズさんのような燃え系一辺倒ではないですよね。
その大変な曲にはショウタコーヴィチにベートーヴェンと交響曲第5番が二つランクイン!やはり5番は数字の影響を受けていかつくなるのでしょう。
山田和雄が「田園」を間違えて「運命」だと思って振ったというエピソードが爆笑ものでしたが、録音は紹介されず。たぶんどこかに残っていると思うんだけどなぁ。
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