“トランプ”余波は…伊・オーストリアが占う欧州の未来

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http://www.tv-asahi.co.jp/dap/bangumi/hst/news/detail.php?news_id=48748
では御厨氏がSNSによるヘイト拡散について言及。私が日ごろ言っている意見と大方同じですね。

アメリカでは「アラブの春」の時にフェイスブックが引き起こした(実際はアルジャジーラの影響力が強かったらしい)と誇らしげに語られていたと思うのですが、まぎれもなくSNSが引き起こしたといえる排外主義については議論を避けているように感じられらます。

思い返せばフェイスブックは設立当初の目的からして「ヘイト拡散」だったといえる。

フェイスブックのもとになった「女子学生の顔を比べて勝ち抜き投票させる」「フェイスマッシュ」というソフトは「僕を振った生意気な女の子をへこませてやるために作った」とMark Zuckerbergは語っています。

今回の選挙や一連のヘイト拡散の動きはその根本的な性質に忠実な使われ方をしたということなのだと思います。

ネットというのは野放図で言ってみれば生まれたばかりの子供のようなもの。

仏教でいう「自然外道」と同じ。人と同じで野放図に放置しておくだけではネットも真の意味で人間らしくならないんですよ。

ネットという悪い意味でのフリーウェイ性も持っているメディアが大きな影響力を持っている現在。
ビジネスチャンスにしても社会を良い方向に持っていう工夫にしても何にしても、あらゆるところに上手く区切る智慧が求められていると考えています。

こういったことに世界各国が気付きつつあってドイツでは「ドイツ、ネット企業3社とヘイトスピーチ削除に関して合意」(http://japan.cnet.com/news/service/35075022/)といったリベラルな政権が自存と良質な国民のあり方を賭けてネットのヘイトを潰す動きが活発化してきましたね。

しかし日本をはじめ「保守」の政権の所は自己利益のためにどんどん野放しにするだけなのですから、人間界に踏みとどまるか修羅を通過し地獄に落ちるか、重要な分岐点をわれわれは通過してしまったようです。

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