はオーストリアで極右政党が支持を拡大する中あらためて歴史を問い直すウィーン・フィルについて。
戦後もウィーンフィルにナチス信奉者がたくさん残っていてユダヤ人の入団を阻んでいたというのは驚き。こういうのはやはり日本だけの問題ではなくて世界共通の問題なんですね。
日本によく来たマタチッチはナチス協力者だったのでヨーロッパで活動しがたかったといわれていましたけど、指揮者はパージされやすかったのかなぁ。それを言えばカラヤンはどうなるのかという話でもありますが。
美しき「自治」の実像です。
「ウィーン・フィル 音と響きの秘密」 (中野 雄 (著))であるとか、日本のウィーン・フィル関連の書物にはまず載っていないことで、やっぱり日本は西洋文化のきれいな所だけ見すぎるきらいがあると思いますね。
それは日本文化に対する不当な低評価と表裏をなしています。
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