選 悲劇の山城スペシャル(1) 「難攻不落!月山富田城〜尼子vs.毛利 史上最大の籠城戦〜」 - 英雄たちの選択
悲劇の山城スペシャル第1回は、中国地方の山城・月山富田城。名だたる武将が挑み、武力で攻め落とすことが出来なかった戦国時代最大級の山城の強さの秘密に迫る。
「難攻不落!月山富田城~尼子vs.毛利 史上最大の籠城戦~」 【司会】磯田道史,杉浦友紀,【出演】千田嘉博,小谷賢,飯田泰之,【語り】松重豊
はまさに山城中の山城を徹底解剖。
まずは交易の要衝だったとのことで、こんなに出雲はハブだったんですね。
鉄を産出する上に石見銀山があったりして経済基盤は盤石。それを山城の改築に注ぎ込んだらしい。
もしかしたら尼子氏は織田信長などよりずっと金持ちだったのでしょう。経済戦と言いますけど、持っているだけではなく、結局何を目指してどのように使うかが重要だったといえるでしょう。
このてんこ盛りの城を出雲文明の到達点と位置付ける磯田氏。
高い土塁に深い堀。力攻めは不可能ということで毛利元就は兵糧攻めに変更することで見事攻略。
土木で敵を圧倒します。
ただいくらか弱点があるというスタジオの解説陣でしたので、そのシナリオでの正面対決も観てみたかったですね。
磯田氏曰く弱点は城内に逃げ込んだ市民のエリアとのことですけど、今考えてみるとそこで市民を多く殺傷してしまっては、倫理的に問題がありますし、恨みを買って領国経営が立ちいかないのでは?ただでさえ毛利の尼子侵攻には大義名分が無くてこののち苦労したというのに。
皆殺しの時代ではありましたけど、一方で市民は弱点というより人質というのが一つの感覚だったのかもしれません。
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