6月22日 所JAPAN

国内番組

では磯田道史氏の日本の衛生の歴史から。橋本伯寿という江戸後期の無名医師が日本で初めて三密回避を説いたという話。
この天才医師は長崎で勉強したから知っていた、という話でしたけどそういう知識の伝播なら同時に何人もの人が日本で同じことを言っていたはずなのでは?

番組全体としては、日本の伝統から日本の患者数が少ない理由を持ってきて、ファクターXの正体だということにして、グラフで欧米や中国の感染者数とだけ比べて日本凄いといったような結論になっていますけど、日本は人口当たりの死亡率でアジアで最劣等であることをいわなければなりません。ファクターXは日本だけのものでない可能性が高いのです。
別に日本の良い所を言うのは誠によろしいですけど間違った論理の組み立ては駄目です。こういう番組は多くて看過できません。

所さんはヨーグルトの蓋の蓮の構造を一発で当てましたね。「マジカル頭脳パワー」を思い出させる冴えだ。所さんのように「目がテン」とか広い分野の科学番組に関わっていた方が思いつきやすいのかもしれませんね。

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