【司会】磯田道史,杉浦友紀,【出演】千田嘉博,飯田泰之,石川美咲,【語り】松重豊
岐阜が舞台の番組です。今回の豪雨で亡くなられた方々へのご冥福と、被災された方々のご健勝をお祈りします。
なるほどこれは大河関連企画なんですね。
道三の父親が暮らした室町時代の仕組みが浮かんでくる感じで面白かったですね。
お坊さんのネットワークを使い商業で成功し美濃で出世。商業が勃興する歴史の必然の中で台頭してきたことがわかります。
司馬遼太郎の小説の話が陰に日向にちょこちょこ出てきましたけど、そこに書かれているようなアクロバティックなうさん臭い商人ではなくネットワークを着実に持っていた人という印象だ。小説のは戦後日本社会が好んだ道三像だったんでしょうね。
土岐氏の山城は非常に防御が固く、道三を警戒していたことが読み取れると千田氏。
美濃のお城造りは石垣があるなど先進的で尾張などより圧倒的に進んでいたとのこと。近世城郭前夜といった感じだ。
決断は織田と組むか今川と組むかの二択。
史実を知っていればどうしても織田と組みたくなるところで、磯田・千田氏は今川を選択。
今川の戦略によると思うんですけど、おそらく上洛を目指しているので仮に尾張を抑えたとしても邪魔になって切り取られるだけでしょう。
やはり織田氏と組むしかないと思う。
磯田氏は今川と尾張を分割すると言いますけど、どこら辺をもらうのだろう。上洛コースの邪魔になるとやはり餌食になるしかないのでは。
メリットがあるとすれば今川が織田を併呑したときに友好的でいられる可能性くらいだと思いますけど、史実が史実ですしね。
現実では信長と信頼関係を築いた道三。
道三と信長は家を否定した実力主義者で馬が合った。もう一人そういう人がいてそれは明智光秀だ。二人は道三の弟子だ。と磯田氏。
いやどう考えても光秀には名門意識ばかりを感じるのですが・・・・。大河にかこつけた牽強付会では。みんな頷く中で石川美咲氏だけは決して相槌を打たなかったですよね。
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