では厳島神社の舞台裏を見学。
柱が腐ったり台風や高潮に襲われたりなんともメンテナンスが大変だ。白鳥の水かきというか、優雅な舞台裏の大変さは相当です。
ここまでして美を追求するというのは関東には無い発想なのかなとも思います。
後半は山自体の地質を探訪。地下でマグマが冷え固まった花崗岩で丸々できているらしく、決まった方向に規則正しく節理という割れ目が走る性質によって、等間隔に谷ができている特徴的な地形になったとのこと。
山全体が岩というのは屋久島みたいですね。花崗岩は修道院のモン・サン=ミシェルの土台とも同じです。中国地方は大体花崗岩とのこと。
これ自体に神々しさを感じていたんだろうね、と繰り返すタモリさん。
白川文字学によればそもそも「巌」という字そのものが岩信仰を表すとされていますね。岩というのは御神体的な性質を蔵しているものなのでしょう。
エアーズロックやグランドキャニオンなども同じ発想でしょう。
あらためて「字通」を引いてみると岩・巌・岸・限・垠などは同じ声系とありますね。こういうところに岩が露出しているという意味らしい。いわゆる露頭のようなものをこの声系で呼んだのかもしれませんね。
岩なので土石流が多いらしく、たびたび被害を受けているということで、その対策として自然に見えるようにコンクリートで固められているとのこと。自然に見えるようにするのは良いですよね。
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