テレビ朝日「スーパーJチャンネルSP 終戦70年特別企画 いま、言い伝えるべきこと~70年目の証言~」その2

半藤一利さんの山本五十六に関する記述は特に信用できません。

山本五十六のガダルカナルの撤退戦を讃えたりする一方、同時期の大本営発表の段になるといきなり主語が「参謀本部」になるんですよね。
参謀本部とともに大本営を構成する海軍の当時のトップは山本であって、ここでも責任者は山本のはずです。




真珠湾攻撃について私が良く想起するのが、町でもならずものが、ちょっと注意したりすると「なんだこいつ!」とかと言って、キレていきなり殴りかかってきたと思ったら、ぷいっと横を向いて違う方に行ってしまうようなことです。

すぐキレて乱暴を働くだけで喧嘩をする胆力も無いのです。

真珠湾攻撃には当時の日本の、よたったならず者性が凝縮されています。




証言をした元ゼロ戦パイロットの原田要さんは、妻に、あなたが死んだら私も子供と一緒に自決する、といわれたとのこと。

当時の夫婦の一体性の強さというものが覗われます。そしてそれは愛とかどうとかというより、日本中枢が作り上げた社会通念による、なかば強迫性のものと言えます。子どもに至っては赤ちゃんであり、意志がありません。もの扱いをされているのです。

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