将棋竜王戦 豊島二冠が初防衛 羽生九段は通算100期持ち越し
2020年12月6日 19時46分

将棋
エラー|NHK NEWS WEB

二日目は、昼食休憩後の羽生九段の8六歩はさすがですね。

しかし次のAI推奨の3四飛車はボヤっとしていて見えにくそうだなと思っていたら、結局敗着とも言われる2四歩を着手。

最近はこれは取るよなといった感じの感覚が一番危ない。

2四歩は取るだろうというのはAI以前の発想だったか。
取ってくれれば他の変化より良いとAIは言っているみたいなんですよね。

無視してと金を作る豊島竜王に対して、続いての2三歩成がAIによると悪手だったようで逆転。やっぱり3三金で受かりそうですよね。

ここでも3四飛が正着だったようですが人の感覚ではまず指し辛い。とにかくと金を作らせないのが本局の急所の発想だったようですね。

棋士には手の流れを重視するタイプと局面局面での最善手を重視するタイプがいて、羽生九段は後者の代表的な棋士だとされているんですが、それでもやっぱりAIと比べると手の流れに影響を受けているんだなということが感じられますね。

豊島竜王の4四桂はAI推奨ですけど人間はなかなか指せないんじゃないかと思ったら指しましたね。AIの感覚を取り込みつつあるのでしょうか。

人間の読む力は限りがあるんですけど、AIだったらこう指すんじゃないかという予測能力が上がってきて人間の棋力が大幅に向上しつつあります。

終局後どこで悪くしたかわからなかったと羽生挑戦者。2四歩が敗着に近いものになるというのはなかなか高い精度が要求されている戦いだなという感じです。

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