話は「安全神話」に。
元内閣府原子力委員会委員長代理の鈴木達治郎氏は、安全神話について機器に過信がといったことを説明していましたけど、実際は金を生むモンスターシステムの中で拝金主義によって神話が作り上げられ強化されていったのは明白です。
住民を不安にさせないために過酷事故を想定した訓練をしていなかったという元技術者の声を紹介していましたが、これ自体が住民に責任を押し付ける言い草で論外です。また、なぜ不安にするといけないかというと、金が入らなくなるからです。
鈴木達治郎氏は「悪いことは考えない方が良いという文化があった」と文化のせいにすらします。これは近世以前の日本人に責任を押し付けるものでもあります。
涌井雅之氏は「すぐ精神論に行く」とのことですけど、拝金主義に行ったのです。
精神論は戦前と同じという話も出てきましたけど、戦前も軍部の出世、商社や軍需産業などの拝金主義であったことを直視しないのです。
拝金主義的なものを、精神論だった、といって本質的な反省を回避するのが日本の「失敗の本質」なのです。
周りもそのごまかしを咎めない。そのようなことでは何度でも同じようなことが起きます。
何より人間として恥ずかしい状態ではないですか。
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