【3月特別編 #4.1】藤井猛九段に聞きたいこと全部聞く(前編)

将棋

予告編はバレンタイン企画でしたけど、女流棋士は振り飛車党が多いから、藤井九段はめちゃくちゃ持てますよね。信じられない人気です。

藤井猛全局集は編集者に言われたからノリで書いたという話。
abemaの棋聖戦第2局で山根ことみ女流二段に言っていた、山根さんのために書いたという話を省きましたね?

ここぞという対局に勝つ大切さを力説。奨励会の昇級の一番や棋戦の決勝で負けたら全てが水の泡だという話。そういうときのために日頃研究をしっかりやって、ちょっと違った手とかを用意して置くのだそうです。重要な対局で負けたことがないとのこと。
そこで深浦九段に勝つわけですね。

私が思うにこれは振り飛車という戦法の特殊性に拠ると思います。この前abemaで井手五段が、「本格派の振り飛車党」というという言葉はない。振り飛車は工夫をして相手にしっかり組ませないといったことが大切なので、普通に指していたら負けてしまうからだ、と言っていました。
多分藤井九段は普段は正統派寄りの振り飛車を指していて、ここぞという一番では研究の力によって本格派ではない振り飛車党に変貌するのだと思う。研究の質によって全く違った力が出てくるのが振り飛車の特徴と言えるのかもしれませんね。

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