４月２１日 そもそも総研

は九州の地震と原発について。経験則からは全く予測できないことが起きている、という地震学者のコメントから。

まだわかっていない活断層がたくさんあるらしく、今回の地震でもそういった未知の活断層が動いている可能性があるとのこと。

「無いと断言しないのが科学的態度」とのことで、九州は火山灰が厚く積もっているので調べるのが難しく、川内原発の直下に活断層が無いとは現代の科学では言い切れないとのこと。

では石原良純は直下に活断層が無いことを強調していましたけど、それはその前日に池上彰氏の特番で言っていたことを繰り返したものでしょう。

池上さんは専門家ではないので分かっている活断層の図を見てないというが、専門家はそう断言するのは科学的態度ではないという。

これは池上さんらしいちょっと自民党政府に有利なデータ加工の可能性もありますし、池上さんに限らず世の概説書にありがちな、表層的な部分だけぱっと持ってきてしまって事実や学問の深みから離れてしまう一つの例ともいえるでしょう。

玉川さんは元GEの原子力コンサルタントの佐藤暁氏と共に伊方原発へ。想定している地震の強さが今回起きたものよりずっと低いのだそうです。

電力会社へ質問状を送ると、それは柔らかい土の上での話であって原発は岩盤の上にあるから大丈夫という回答。

岩盤の上にあるということがどの程度評価できるのかということがわからないとここから先はなかなか難しいですね。番組ではせっかくなのでそこまで解説してほしかったですね。

しかし、日本滅亡を片方の秤にかけた愚かな賭けに変わりはありません。
それで博打に成功するとどうなるかというと電力会社とそれに群がる人間が儲かるだけなのです。