の「風をよむ」は安保法案から経済優先の新三本の矢への移り変わりが岸信介内閣から池田勇人内閣の所得倍増計画に移った流れが似ているという視点。
安倍政権はそもそも最初から経済政策のみを押し出していて何も似ていません。
先に経済政策ありきというのはナチスに似ているんだけど、ナチスはそこそこ経済政策は成功したとも言われているので、そこは失敗した安倍内閣と比較してよいものかとも思います。
また安倍政権の経済政策は膨大な借金を作りだし、それは戦中に似ているとも、さらに酷いとも言われています。そちらと比較するのが常道ではないか。
滅茶苦茶で何もかもが間違った特集です
一番まずいのは、池田内閣は所得倍増計画を達成しましたけど、安倍政権の目標の達成は何重にも輪をかけてあり得ないというのが大勢です。
つまりこのメタファーには「新三本の矢」が達成可能であるというメッセージが紛れ込んでいて極めて悪質です。
スタジオでは「この時とは全然違って」と田中秀征氏。
当時は政治家が変わったし、タカ派からハト派に変わった、とのこと。これは端的にデモの効果ですよね。デモの効果というのは条約の運用をはじめ、それ以外の部分にたくさん表れていてそれが戦後の日本を支えていたのです。決して安保条約の調印が良かったという話ではないのです。
所得倍増計画は考え抜かれたものでそこも違うと指摘。
これはまさにその通りで、まともな感覚を持っていればまず思うことです。そして後ろの官僚の存在にも言及。
気持ちが籠っている籠っていない、といった話題にしたのと「今回は」ということで、今回のみの特殊現象と取れてしまう言い方をしたのが残念ですが、周囲を見渡せばこれくらいかといった所でしょう。
岸井氏は結構この特集の内容を肯定するようなことを言っていたので、彼がVTRの製作に関わっていたりするのでしょうか。とにかく悪質です。
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