18日のTBSの報道特集は「戦艦「陸奥」隠された爆沈」。
「士気低下や責任追及を恐れた軍部はこの事実を徹底的に封じ込めた。(中略)陸奥について話す人を憲兵が次々に連行して行ったという。」ということで、事故で沈没したのですが、戦時中なので当然のごとく大本営発表で隠蔽。
生き残った人は情報隠蔽のためにみんな激戦地に送られたとのこと。「死ね」ということです。その本質は軍部の傲慢です。
「騙されたというのは共謀者の一端」と涙をする被害者遺族。
保障が受けられないのでそのように考えるしか救いが無くなっているのではないか。
正しい知識を得なければ、と言っても当時の環境では限界があったでしょう。ネットのある今日の騙されるとはまた意味が違ってくると思います。
戦争中だから情報を隠す決断は正しかった、と情報隠蔽を正当化する海上自衛隊の幹部候補生の声を流しましたが、何故戦時中だと情報隠蔽が正当化されるのか。
正しく情報を流せば敗戦が早まったかもしれません。そうであれば世界の戦没者は減り国内への空襲なども回避できた可能性があるでしょう。
正しい情報による国民の合理的な判断が国を導くのです。
自衛隊はいまだに大本営発表を肯定してまた繰り返すつもりなのか!!
さらにはVTRの編集やスタジオの「ジャーナリスト」たちの間でこの部分に強い反駁が無かったことが、現状の深刻さを表しています。
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