は消費税について下げるべきだという専門家と上げるべきだという専門家の意見を紹介。
下げるべきだという藤井聡氏は消費増税で日本経済は根本的なダメージを受け成長が鈍化しかえって赤字になっていると主張。
この人は最近まで安倍政権のブレーンをやっていて、安倍首相もそのことを知っているはずだが、おそらく三党合意に縛られて消費増税をするしかないと思っているとのこと。
野田の負の遺産がこんなところにもと思いますけど、三党合意の裏には財務省がいました。なんだかんだいって今回も財務省が決めている公算が高いのではないかと思う。
「アベノミクス」の失敗で景気が冷え込んでいるところにさらに消費税で追い打ちをかけるわけだけど、もしかして安倍はアベノミクスは成功したという妄想に拘っているのかもしれない。敗北を認めないで作戦を立案する参謀本部的な考えだ。
また、ラジオではアベノミクス礼賛派の森永卓郎氏は上げないと思っていたのに上げるようだから意外だ、と言っていましたが、氏の考えから言えば、アベノミクスが成功しているなら上げても良いと考えるはずなので矛盾しています。
ごまかし方は人それぞれといったところだ。
番組に戻って、藤井聡教授の口からは、消費増税をしても法人税を下げることに使っているという当たり前の事実への言及を恐らくテレビで初めて聞きましたね。
対して増税派の土居丈朗氏は消費増税分は社会保障に使うという、自民党広報的建前を連呼。
消費の減退は消費増税のせいではなく人口減少が理由だといっていましたが、人口減少は現状ではほぼ無視できるレヴェルだ。
未来については10%にあげても軽減税率があるので消費が落ちたとしても消費税のせいではないという意味不明な理屈。
軽減税率をやったからといって無視できる数字になるわけでもないのにそれを俎上に載せずに無理やり自分の議論を完結させるところが三流の姿勢だ。
しかし、論壇を見渡せば消費増税派は多い。積極的に直接藤井聡教授の意見に対して反論するべきだ。
安倍政権はブレーンはいるけど人材を使いこなせていない状況だといえます。それはやっぱり安倍の力量によるものといえるだろう。
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