華やかに弾ききる、最初のCDです。チャイコフスキーの色んな曲を集めています。
「ドゥムカ」など、繊細ながら重量級の確りした表現で、奔放ながら、浮ついた感じが全くしないのが、上原さんの良い所です。三分半位からのコサックダンスを思わせるような所も、のりのりで澄んでいて、良かったです。5分45秒辺りの、パッセージも泣かせます。
「瞑想曲」は、チャイコフスキーの才能が味わえる、やや大げさながらも、抒情がある曲。4分30秒辺りの静かに統御されたトリルなど、美しい演奏です。
ただ、集中して聴けば聴くほど、語ってくれなくなる曲たちで、正直途中からは流して聴きました(^_^;)とはいえ、楽しい曲集ですし、上原さんも素晴らしいので、リラックスして聴くのに、どうぞどうぞ。
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