映画をただで見られる券を、もう一枚貰っていたので、行って参りました。有名作品は面白くないという噂と、みんなが評価するものには必ず良いところがある、という話があって難しいですが、とりあえずは鑑賞。
主人公を騙すためにコーラで誘う人が出てくるのですが、本当の善人だったら、こういうときにはもっと滋養のあるもので誘うのかもしれません。
映画の影の主役はお金で、前回の歌舞伎に近いものを感じました。江戸時代がそうであったように、インドの商業の発達の著しさを表しているのでしょう。
終わってから、インドなのに牛さんも象さんも出てこなかったことに気が付きました(笑)(多分)カースト制も直接的には出てこなかったです。
伝統的な価値観・要素を排除することで、インドの現代を際立たせていたと思います。
ただ、社会派っぽい描写はありますが、矛盾の核心に触れていないと思いました。インドでグローバリズムと言われているような価値観が展開されている、ともいえるかもしれません。
主人公の芯の強さを描けたことが、この映画の勝因だと思います。ガンディーについて、聞いたことがある、といっていましたしけど、近い忍耐を感じました。
あと、ヒロインの幼少時代が可愛かったです(笑)
手の込んだ撮影・演出で無難な物語が纏められている、といった印象を持ちました。感覚が合わない感じもありましたが、集中して見させる映画であることも確かですし、インドのリズムも良かったです(笑)
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