6月28日の報ステはゲストに政治史学者の御厨貴さんを招いていましたが、噛み合わない。復興予算の電力会社への流用について、古舘さんが色々賛否はあるがと前置きしつつも、もんじゅなどの予算を復興に回したらどうかと提案。御厨さんは、それだと一点突破になって間違えると大変なことになる、だからこのままの感じで行く事になる、と返答。一点突破になって大変なことになっているのはどうみてももんじゅです。
さらに全国で公共事業をやっていて、復興の人手が足りなくなっている、と古舘さんが話を向けると、だから被災した三県に集中するわけには行かない、と頓珍漢な答え。
国土強靭化をやっている場合ではないのではないか、という話で古舘さんは話を向けたと思うのですが、強靭化をやっているので復興に力を割く訳には行かないと返答したといえるでしょう。
政府の方針に異議を徹底的に挟まないのが御厨さんの方針の様に思います。本来ならこのような流用があったと聞けば、怒りを抑えきれなくなるのが「当たり前の感覚」なのです。
ある面から観れば当たり前とも言えるのかもしれませんが、日本の政治史学者のレヴェルは日本の政治以下だと思います。あえて言わざるを得ません。自分の社会的な立場を優先して喋っていないかもう一度胸に手を当てて考える必要があるでしょう。それで呵責を感じる心があるか否かですが―――――。
「中国人からも「売国奴」と呼ばれた鳩山元首相」(http://sankei.jp.msn.com/world/news/130629/chn13062912000001-n1.htm)はまさに論外で、その行動に怒りを禁じ得ません。
この人はカメレオンといわれていますが、行った先の相手に都合の良い事を言ってしまうのだと思う。意図的に海外に行くことは避けるのが、国のためでもあるし本人のためだといえます。
また、こういった中国の反応は、海外で尊敬される政治家が必ずしもその相手国にとって都合の良い政治家ではなく、人間としてしっかりした能力を持っている、足元の自国をまずは一番に考えられる政治家であることを示しているのではないでしょうか。
仏教でもまずは自分を大切にすることが大事にされますが、個人の付き合いにおいてもまずは自分を大切に出来ない人は軽んじられるものです。
国においてもそのような素養を持っていない国は海外において嘲笑の的になるであろうと思います。対中外交に限る話ではありませんが。
鳩山元首相にはそういったところを心に留めて精進していただきたいと思います。
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