ちらっとみた、ふしぎ発見の新年一発目はブータン特集。
伝統医学と西洋医学を選べるようになっているそうですが、これでいいんですよね。日本は明治に医師免許がないと医療行為をできなくしてしまったので、当時最高水準と言われた医療をすべて手放すことになってしまいました。
年初にブータンを持ってくるのは、日本に対する意見表明でしょう。終りに徹子さんが控えめに、こういうのは絵空事ではない、こういう国が増えればよい、とおっしゃっていましたけど、まったくその通りです。特に東洋と西洋の融合、東洋を基軸にした賢明な漸進主義、という点について、非常に学ぶべきところの多い国だと思っています。
tbsの報道特集の一本目は、軍人の遺品がどんどん売り払われているというお話。
前川さんという人がいいらしい、といった話で、遺書などが個人に集まっているのですが、どう考えても個人でやることではありあません。
番組ではそこまで言っていませんでしたが、戦争の記録を残したくない国のサボタージュがあるのは明らかだといえます。
戦争の記録に関しては古市憲寿さんという論者の方が目立っていますが、アーカイブスを整理する思想が無い、といった本質から外れた議論に行ってしまっていると思います。(http://blogs.yahoo.co.jp/ffggd456/53710435.html)
軍国主義の残滓の急所を批判しなければ、この問題を語ったことにはならないといえます。
国がやらないのなら、東京国立博物館が集めたら、どうか。(国ですが)
国の覚えがめでたくなくなる可能性はありますが、博物館としての本来の義務だと思うのです。
二本目は野田聖子が音頭を取って、海外との養子縁組を禁止して、刑罰を科そうとしているという話。
障碍を持った子供など、日本国内では養子の貰い手が無くアメリカなど海外に頼らざるを得ないケースが年間30組ほどあるとのこと。
自民党は国内で、はっきり言って、母子家庭は経済的にやっていけないような制度設計をしているんですよね。そして第二自民党といわれる民主党は、国民の期待を裏切って改革をしませんでした。
そういうことがあって、経済的に手放さざるを得ない親が多いのは理解できます。
アメリカはおそらく、日本より障碍者が生きやすい社会であるということと、やはり、キリスト教の精神があるのでしょう。
野田聖子は、日本の子供は日本で育つのが幸せだ、とコメント。何がどう幸せになるのか。
代わりとなるバックアップの法案を出さずに止めるのは正気の沙汰ではありません。野田聖子が引取ればよいのではないか。
野田聖子自身も障碍を持った子供がいたはず。寝たきりだったと思うので、自分ではタッチしていないのですかね。
どうしても日本に引き留めたいのなら、刑罰でやるのではなく、母子家庭や、障碍者がいる家庭が過ごしやすい社会を作って、自然に引き止めるのが、これ以外してはいけない発想だといえます。
スポーツ選手を集めた「ジョブチューン」はノリからセットからジャンクスポーツそっくり。新春にも似たような番組をやっていましたけど、ジャンクスポーツが消えてしまいましたからね。
面白かったんですけど、もったいなかったと思います。「ジャンク」なんですから、ゴールデンタイムにやってはいけないのはわかるでしょう。
「脱原発を主張するとタクシーも乗れなくなる?」(http://blogos.com/article/77609/)は、非難もありますし、確かに良くないですけど、主張はリアルな世界でぶつけ合って喧嘩をした方が日本のためのような気もします。そうしないといつまでたっても、自身が持っている偏ったデータから抜け出せませんからね。
勝海舟、とはちょっと意味が違いますけど、思う存分喧嘩しろ、と言いたい。
文中の東京新聞の苦境はただ事ではないですけど、ここで「拾う神」が出てこないと、日本もそれまでかな、という気もします。
また、どこの企業が広告を引き上げたのか、ジャーナリストは市民に知らせなければならないと思います。私も知りませんしね。
東京新聞の支持者は不買運動をしても良いケースだと思います。
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