今日はモーニングバードなどで省かずに流されていましたが、浅田選手の話題になったコメントは、直前の「日本人は東京五輪組織委員会会長としての森さんを任期の5年間、耐えられるのだろうか?」というやり取りを省略して放送されていたことが判明。
これでは全く文脈が違ってしまいます。権力に遠慮をしてしまっているのではないかと、もう一度胸に手を当てて考えてもらいたいと思います。
またやはり、モーニングバードにしても、パラリンピックの発言については流されません。
鉢呂発言とは重さや影響について較べることもできないくらいにマイナスなものなのです。
続いて番組では「橋本団長や羽生選手らメダリストが文科省での報告会に出席」(http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00263726.html)を放送。
羽生選手が東北にスケートリンクが一つしかないということを始め、環境の改善を要望。国を強調されていましたけど、こういう国をしょってやってきたのだから国に要望する権利もある、という部分もそういった発言の中に含まれていたのでしょうね。
男子フィギュアで失敗が多かったのは、団体戦と2回は無理だということでしょう。特に団体戦を先に置くのはまったく駄目です。
また、竹内選手なども、スノーボードの環境整備を要望。
宮嶋さんがいうには、選手がそういうことを言ってはいけない、という協会の方針があったとのこと。前のレスリングの吉田沙保里選手の反応が鈍かった時に気になりましたけど
やっぱりそういう強固な縛りがあるのでしょう。
本来なら橋本聖子などが率先して言うべきではないか。自分の地位のことしか考えていないといえるのではないでしょうか。
クロスカントリーではスキー板を8本持って行ったのだが、どれも雪と合わなかったとのこと。他国には板を調整する人がついているのだが、日本は個人任せで国がお金を出していないので、いない。複合には一人調整する人がついていたが、それもボランティアのような形で来ていた、とのこと。
あまりにも環境の差が大きく、努力をしてきたが、支援のない状態では限りがある、との選手のコメント。
夏の競技に転向しようと思っている人もいるそうです。
日本はスポーツの予算の割合が、イギリスの十分の一、韓国の五分の一であるとのこと。
教育費全体の問題の中の数字であるというのも見逃せないところだと思います。さらには、福祉などと含めて、新自由主義的な政府の方針がここにも表れていると、理解する必要があるでしょう。
こうした中で、冒頭の森発言です。あまりにも愚かで無責任であるとしか、表現しようがないのではないか。こうした言葉では表現できないほどの愚昧さだといえます。
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