出光美術館 古筆手鑑 ―国宝『見努世友』と『藻塩草』 その12

#その他芸術、アート

サンデーモーニングは原発特集。

スタジオに技術的なことを把握している人がおらず、事故の原因については工藤和彦九州大学教授の津波主因説をそのまま聞くだけ。事故をもたらしたのはまさにそのような姿勢ではないのか。VTRで原発事故を振り返るのは原子力ムラ筆頭であり数々の電波発言で知られる、奈良林直教授です。

まとめのコメントでは岸井主筆が、原発事故は経済至上主義に警鐘をならした、ということをいっていましたけど、まだ「貧乏神話」を言っているのか!

原発が経済合理的だという神話は本来大手メディアによって研究者の研究を掬い上げ、事故前に指摘されなければならなったもので、事故後は以前の報道を始め、真っ先に反省されるべきものでした。

そういった人間をこういう場で使い続ける、社の顔として使い続けるという毎日・TBSの論理力・モラルは一体どのような状況になっているのか!

この人は世に栄える悪徳のわかりやすい一人だといえます。

これでは、震災で亡くなった方々が全く浮かばれない、というのが実際でしょう。

「(私の視点)放射性廃棄物 技術は確立、地層処分は安全 宮崎慶次」(http://www.asahi.com/articles/DA3S10931147.html
はあまりにもの嘘記事で、さすがに
「(私の視点)放射性廃棄物 「地層処分は安全」は神話だ 末田一秀」(http://www.asahi.com/articles/DA3S10975956.html
という後追い記事が出ていますが、塩とプルトニウムにすり替える奈良林教授の議論と同じく、ポンペイが残ったことを出して地層処分の安全を書いています。だったら、ポンペイのような処分で処分できるのかと言いたい。全く性質の違うものではないか。しかもヨーロッパと日本では地質が違うことは今や誰でも知っています。そこまで考えるべき議論ですらありませんが。

また、この前者の記事には経済性の観点が書かれていないのも特徴。サンデーモーニングの岸井主筆と同一直線上にあるといえるでしょう。

ふしぎ発見はフランス特集。フランスで結婚をしないのは、結婚するとキリスト教的な価値観から離婚が出来ないので、結婚しないという形態をとるのだとのこと。なるほど。日本では報ステの特集を始め、結婚しないでも結婚したことと同等の権利を付与することについて優れた少子化対策だという社会政策的側面からしか報じていませんでしたが、宗教的なもので、これは導入しても意味がなさそうですね。

久米さんのラジオでは被災地のレポートを。オリンピックは、東京より楽しみにしている人が多く、復興に役立つかという面では東京より冷静に観ているとのこと。

オリンピックは楽しいですからね。それで明るい気持ちになるということはあります。現にIOC委員で日本に票を投じた人の中には被災地が年頭にあった人が多かったのではないでしょうか。

東北が引き寄せたオリンピックといって良いと思います。当然それ相応のオリンピックにするべきですし、復興を優先(というほどのことでもなく普通にやれればずいぶんよくなりますが)した政策が求められます。

あっさり敗戦しましたけど(主人公はあれだけ熱心だったのに、「おわった」という言葉で表現していて、「終戦」の文脈での放送でしたが)朝ドラは本当に死人が出てこない。東京大空襲の前後に放送されるドラマとして全く不適切なのではないか。

服もきれいです。

3月1〇日に放送された「死体を跨いでいった」という大沢悠里さんの母親の空襲の体験談とのギャップを比べてもらいたいと思います。他にも話せないようなことがたくさんあったとのこと。

曲がりなりにも公共放送であり、直接の料金徴収もしています。NHKがこのようなことをするのは許されません。

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