「未来世紀ジパング」の親日国行脚の旅。今日はポーランド。
今回は日系企業への取材だったので特筆できないかもしれませんが、このシリーズで多いのは日本式の「カイゼン」を特徴とした経営を取り入れているところが多いこと。
戦後はこういうのは指弾されることも多かったですが、ざっくりいって、西欧の海賊資本主義のようなものに対して、着実に築き上げてきた日本の資本主義の良い面が表現されているといって良いと思います。
さらに連帯を強めるとともに、個々の個性が発揮できるような企業風土に発展させられたら良いですねぇ。
グローバリズムの中でそういう方向性に流されてはいけません。
大正時代に日本がポーランドの孤児を大量に受け入れたので、親日的だとのこと。ロシアは仮想敵国だったので敵の敵は味方という面もあっただろうかと思いますが、日本らしい心意気というのがある程度残っていたと思います。
ヤルタ会談の後に極秘で決まったソ連の日本侵攻を連合国側であるにもかかわらず教えてくれた、ということもやっていましたけど、これで日本軍は市民に極秘で、それを盾にして退却を始めたんですね。軍部の腐った精神のせいで、まるで美談にならないのが残念です。
今後傷つけることなくなんとか発展させていくことができないかと思わせる絆です。
月曜日の大竹まことさんのラジオには鎌田實さんが出演。
チェルノブイリは毎時5msv以上で強制移住で1~5までは移住権利があるが、日本では20msvで帰還させようとしている。
なぜそのようなことをするのか、というと「税収の問題も含めて」とのこと。最後に「補償の問題もね。」と付け加えましたが、こちらを深堀しなければなりません。
このような基本的なことですら国民の大多数が知っているかというとそうとは言えません。
今のシーズンでは筍の放射性物質の高さが話題になりますが、例えば政府・テレビは、勝手に取って食べないように注意を促すべきではないだろうか。
キノコ採りや湖での釣りについてなども、そういう注意は出しませんでしたよね。
続いてのコーナーは森永卓郎さん。ご自身のテレビ出演が減ってきた、という記事について。
全体としては減っていないのだがバラエティが増え、ニュースなどは減ってきたとのこと。
ニュースもTBSの夕方のなど出ていますし、減ったとは思いません。これで少ないといっていたらどれだけテレビ界を覆う気なのかと思います。
大竹さんも阿川さんもそういう懐疑的なニュアンスで接していましたが、そもそも、わざとなのか実際そういう人なのかその中間なのかはわかりませんが、私も今まで指摘してきたように本質をぼかして逃げるタイプで、毒にも薬にもならないテレビご用達コメンテーターです。
「原発ホワイトアウト」は新潟の泉田知事が捕まえられないように大慌てで書かれたといわれていますが、このリベラル(???)なコメンテーターが切られている、という話は、森永さんが自分のためにこしらえた予防線。原発ホワイトアウトなのではないかと思っています。
代わりに池上彰さんが増えてきたことがテレビを象徴しているとのこと。親交が深い阿川さんは不満そうに池上さんを擁護していましたけど、最近気が付かれてきたように、この人は権力的で歪んでいるんですよね。
あれを「客観的」であるかのように「通し」てはいけない、と強く思います。
さっきその池上さんの枠に追いやられて深夜に移ったというテレビタックルが始まったのをみましたけど、この眠い時間にやって誰が観るのかと思います。切ると報道の後退だと思われるので切らないのだと思うのですけど、本当に形だけ残ったようなものだと思います。
私はこの番組は基本的に観ないのですが、まえにメタハイの採掘が政府から監視されて圧力を受けている、という話を率先して研究している教授を招いてやっていたのは、そうなのかと思いました。
今の世間が欲してるのは解説であって意見ではない。と言っていましたけど、そういう傾向は強いです。これは新自由主義が影響しています。
何が正しいか、ではなくて、社会で何が正しいとされているか、ということに人の興味が移っていると思うんですよね。それは正しいからと言って、社会で正しいといわれていることと違うことを言って不利益を被って、例えば会社から弾かれたとしたら、それは自己責任といわれるからなんですよね。そして経済的に行き詰ると、袋叩きに遭いかねない。
この前の小泉の選挙の裏側に池上さんがいたのは、象徴的と言えると思います。
猪瀬・渡辺に触れて「小沢とは桁違いに軽微。」「何らかの意図があったとしか思えない。」とのこと。テレビはこの当たり前のこのことに触れません。たとえば同日のスーパーjチャンネルでは触れられていませんでした。そもそも犯人扱いしたことに対しても何も言わないのですから笑止ですが。
「鳩山小沢体制」が続くことを恐れたのでは、ということ。
「高速道路無料化」もなくなり「レジャーに庶民がいけなくなっている。」とのこと。たけしがそういえばこの前のニュースキャスターで、私のような庶民は、と言っていたような。
「ありとあらゆるリベラル政策が逆側に行っている。」「そもそもリベラルなんて駄目だぜ。」ということになったとのこと。こういうひとは菅政権以降の自民党の支党化を見抜けなかったと告白しているに等しいですよね。
自民党がネット右翼的に振る舞うのは、リベラルなんて駄目だ、と判断しているネット右翼の流れに乗りたいというのが大きいとは思います。
で結局「利権を持っている人たちがもうかった。」とのこと。国土強靭化が典型ですし、リフレは物価高を招く一方で輸出企業がもうかりますからね。
また、公務員の給与を下げたときに期限を切ったが、民主党議員は、戻らないから、と言っていたのが、自民党になったらあっさり戻った、とのこと。
これは覚えておかなければいけないことですよね。
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