「原発再稼働まっしぐら」とのことで、その周辺について。
「すごく驚いたのは、報道が無いんだよ」「実は東電は原子力規制員会に報告をしていて黙っていたのは規制員会なんだよ」とのこと。
報ステでも東電の過失としていましたが、訂正が必要が誤報であるといえます。いまだに訂正していませんが。
サンデーモーニングでもこの事件を取り上げていましたが、東電が悪いということでおしまい。
コメンテーターも全員にこの事件に対してコメントをする時間がありましたが、誰も触れず。知識が無いかテレビ向けにいわゆるよく訓練されているのでしょう。
「東電と共にひどいのは規制委員会」「嘘をつくんだもん」とのことで、以下は田中俊一会見のとんでも無さを。
「そっちもおかしいけどメディアがきちんと流さないよね」と室井さん。
福島の酷い状況を知られたくない人たちがいる(ので情報が流れない)、とのこと。
「凍土遮水壁はほとんど効果が無い」し、10年で格納容器から溶けた燃料を取り出すという話だったのにいつの間にか使用済み核燃料プールから燃料棒を取り出す話にすり替わっている。
こういうことが知られないのは「やっぱり報道しないからですよ」とのこと。
震災が風化し忘れ去られいてる!と言って被災地のためにエベレストに登るとするなすびを追いかけるのがテレビ局の限界。
動物おもしろ映像の方がニュースバリューが高いと判断されている現状です。
福島の帰還については、湖の底は2万ベクレルなのに上澄を飲めばいいといっている。家屋は酷く汚染されていて取り替えなければならないのに、手抜き除染をして半分に下げましたといって返そうとしている。「これで戻る奴がいる方がおかしいんだよ」「この事実そのものさえ報道されていない」とのこと。
帰還させようとしているのは「東京電力救うためじゃないですか」「本当にこの国のメディアは死にかけていると思うよ」とのこと。
作業員については「この間二人死んでるんだよ」ということを。「足尾鉱毒事件以上の公害」であると深刻な状況を伝えます。
それを受けて、しっかりやるメディアを支える市民のバックアップが必要、という室井さんの話。
金子さんが言うには、ただメディアに関わっている全員が悪人というわけではなくてディレクターとか一人一人では頑張っている人がいる、とのこと。これはメディアの腐敗が構造的な問題であることを示唆していますよね。
批判は確かに有意義ですが、構造意的な問題を指摘して改善を促す感じがあるとしっかりしますよね。
メディアには流れない重要情報がぎりぎり一杯入っていますので、ぜひ聞いて欲しい内容です。
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