カンブリア宮殿 2015年5月21日放送日本の国宝を守れ!文化財修復会社トップは英国人アナリスト小西美術工藝社 社長デービッド・アトキンソン

#その他文化活動

は日本の文化財の危機的な状況をリポート。

職人の技術低下は著しく、使われる文化財保護費はイギリスの500億円超に対して81億円。雨漏りした時のような緊急の時のものしかないとのこと。

オスプレイをオ3000億で買って、文化にはこの程度です。

結局いくら自国をほめたたええる番組を毎日流していても、自国の文化・文化財を正しく理解しておらず、大切にしようという気持ちも起こっていないのだと思います。

観光産業としての戦略が無いのはもちろんですが、そういったものも、自国の文化に対する理解と愛着から生まれるものでしょう。それが著しく欠けています。

それは

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と同じ根を持つものと言えます。

おもてなしの心ではなくシステムが必要だ、と村上龍さんは何度も言っていましたが、それはどうか。

これはおもてなしの心が日本にあるという前提で語っています。

今は口から出まかせでおもてなし、おもてなし、と言っていますが、伝統が残っていると思ったら大間違いです。

伝統を失っている前提に立って物事を考えていかなければならないのではないか。

繰り返しですが「「おもてなし」というのは、心ではなく、具体化されたシステムなのだ。」と村上龍さんの言葉で終わっていましたが、心が無くてはシステムができることもありません。

ここら辺はとても勘違いしているように感じました。

デービッド・アトキンソンさんの最後の言葉を聞いていても、おもてなしの心を突き詰めれば、文化財修復に思いが至る、というもので、おもてなしの心を否定していません。

おもてなしの心がどういうものかをすでに村上龍さんをはじめ日本人は忘れてしまっているのではないか。

デービッド・アトキンソンさんは42歳で隠居したということで、余生を日本文化を楽しむことに当てている感じなのでしょう。

氏は元・証券会社のアナリストで、観光産業・地方創生と結び付けてプレゼンテーションしていくわけですが、その裏には日本文化への深い愛着と確信があるように感じました。村上さんや多くの日本人はそれを全く持てていないように思うのです。

イギリス人はそもそも自国の文化に愛着があって、それが戦略の差として表れているのではないか。

愛着が無ければ修復作業の様子に価値を見出して公開するということもしないでしょう。

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