TBSの報道特集「BC級戦犯「とかげ」と呼ばれた男」は泰緬鉄道での捕虜の虐待について。
捕虜がいくら死んでも何も感じなかったとのこと。戦争の異常性に加えて、やはり人の心を持ち合わせていない人も多かったのだと思います。
日本軍の蛮行については、いつも集団化したからどうとか個人の意志がどうこうと言いますけど、社会構造を素直に見ていくと倫理的指針を持たない(もしくは教育勅語的な、外的な「道徳」しか持たない)社会なので、単純に倫理観が低いと分析するべきだと考えます。特に中枢部はそういう面が強かったといえます。
「生きて虜囚の辱めを受けず」と教育する日本にとって大量の捕虜は想定外だった、といいますけど、そもそも自国の兵でさえ「現地調達」をしろと兵站無しで送り出して大半を餓死させてしまう政府です。
このような理由付けはつじつまの合わない言い訳にしか聞こえません(日本軍の言訳をメディアが放送しているのです)。
こういう末端の人たちが処刑されているのに、一番の責任者たちが、捕まるどころが戦後栄達しているのは決して許すことができないことです。
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