秦は墓に土器を埋葬する文化を始めたらしく、いわゆる明器の最初でしょう。
「加彩陶壺 1口 春秋時代・前7~前6世紀 咸陽市任家嘴108号墓出土 咸陽市文物保護中心」はその出土品。
「「工ちょう」鼎 1合 戦国時代・前313年 鳳翔県高荘村1号墓出土 陝西省考古研究院」は中山国の青銅器を名前を削って再利用した品。やっぱり労力は節約するんですね。
「銀製鍍金雲文匜 1口 秦~前漢時代・前3~前2世紀 宝鶏市臥龍寺劉家溝出土 陝西歴史博物館」は超豪華な作品で銀の下地に金で彩色したもの。
中国の戦国時代はいわゆる下克上の時代で争いを生き抜くためには権威が必要だったので、このような豪華な装飾品が生まれたとのこと。そういった事情は日本の戦国時代も同じでしょうか?ただ茶器はどちらかという渋好みですよね。
自然と展覧会向けの物が生産された感じです。
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