(http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/12/24/kiji/K20151224011741370.html)などの記事では、言えないことが多く制約ばかりだったと古舘さんが語っていますけど、具体的に何を言うなと言われていたかということを開示するのは、視聴者・国民に対する義務でもあるといえます。その分報道が曲がっていたわけですから。
文中の感じから言うと、どうも古賀さんの騒動が後を引いている感じですね。否定されてはいるみたいですけど、誰もがそう思っているみたいです。本当に報道の本質から言えば全く大したことのない事件なのですが、現代ではこういった下らないことほど大事に扱われるものです。
このことは局側から全く問われていはいないと思うんですけど、楽屋で古賀さんにした説明と実際いったことが矛盾していたのは、古賀さんの主張が正しければ、率直に言って二枚舌だったでしょう。
この本音と裏腹に「いやー、わかるんだよ、ごめん!」といった感じで人を切っていくのは「銭の戦争」の主人公の上司がそうでしたけど、(古賀さんが言ったことが正しければ)腹黒な功利主義者のそれです。
上杉隆氏の「古舘伊知郎・報道ステーション最後の日」で、14年度出演料は12億5000万円強と、古舘さんの信じられないほどの高給が暴露されましたけど、それで庶民の立場になって怒る矛盾に疲れたというのもあるのかも。
上の文章によるとその折衝で一番古賀さんが怒ったのは、報ステはしっかりやっているということでいくつかの特集挙げたところとのこと。確かに良い特集なんですけど、スタッフが作った政府批判につながるそういった特集に対して古舘さんは常にストップをかける立場なのだそうです。
なんでストップをかけるかというと、政府と対立すると記者クラブメディアとしての独占的な立場が危うくなるからです。古舘さんの桁外れの高給がなぜ成り立つかと言えば、様々な規制に守られたテレビの独占的な立場があるからで、それを守る行動だったといえるでしょう。
内幕について言えば私はすべて把握しているわけではないですし、頑張ったところもあるのかもしれませんが、この面について言えば、利権の「本質」を捉えて、自分の財産を守った報道人生だったといえるでしょう。
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