サントリー美術館 生誕三百年同い年の天才絵師 若冲と蕪村 第6展示期間 その10

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「伊藤若冲 筆  桂州道倫 賛(瓢箪図) 無染浄善 賛(牡丹図) 瓢箪・牡丹図 双幅 紙本墨画 江戸時代・18 世紀 京都・細見美術館」は墨の勝手な動きを生かした感じの作品。墨を自在にコントロール技術が素晴らしいとの解説ですが、本当に画材としての墨というより、その物質特性を把握して使い尽くそうとした絵師だな、ということが、筋目書きなどを代表する技法に現れていると感じます。

「伊藤若冲 筆  無染浄善 賛 伏見人形図(布袋) 一幅 紙本着色 江戸時代・18 世紀」は「はんなり」でも廻った伏見人形がちょこんとか素朴に描かれています。

「伊藤白歳 筆 鼈図 一幅 紙本墨画 江戸時代・18 世紀」は若冲の弟の作品。すごく似ていて技術もしっかりしています。それでも歴史には残らないんですね。
すっぽんが描かれていますけど、やはり当時もコークスで食べていたのでしょうか。

「与謝蕪村 筆 井上士朗・加藤暁台あて書簡 一幅 紙本墨書 江戸時代・18 世紀 愛知・名古屋市博物館」は面白い感じの踊りが最後に書かれている手紙。滅茶苦茶真面目ですけどユーモア系の絵も多い人です。

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