3月28日サンデーモーニング

#その他文化活動

サンデーモーニングでは「再稼働の高浜原発4号機 臨界状態に」(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160227/k10010423621000.html)について田中優子さんが、再稼働に賛成する地方の疲弊した経済状況を知らなければならない、といっていましたが、原発無しでやっている地方自治体はいくらでもあります。いくら疲弊したからといってそのようなものに賛成する理由にはならないのです。

しかしサンデーモーニングは寺島実郎をしつこく使い続けますね。

原発事故を起こしたのはこういう類の人間であって、多少なりとも人としてのまともな感覚があったら後半世は福島の復興に私費をすべて投じて懺悔の人生です。

経済界に絞っても、今回東芝を潰そうとしたのはこういう人間です。

そしてそれを使う番組も並んで罪深いのです。

「風をよむ」はアラブの春。
私としてはやっぱりトルコに地域の総元締めをやってもらえたらよいと思っているんですよね。ほかの中東諸国は「高度な自治」より一歩進んだくらいの感じでやれたら良いと思う。

民主化しようとしたことで「液状化している」とのことですけど、アメリカなんかも多様ですけどそれでもそこそこうまくいっているのは経済がしっかりしているからでしょう。そういった側面が解決すれば中東の液状化もまた違った表情を見せるに違いないのです。

岸井成格氏は「文明の衝突にしてはならない」と主張。一瞬にやけながら言ったのは「文明論」っぽいことといったので身体に快感が走ったのでしょう。しかし例え宗教間で戦争が起ったとしても経済であるとか植民地支配の歴史であるとか違うものが宗教の表皮を被っているものが大半であって、文明の衝突の歴史観は多くの人に批判されています。我々はそのようなものを文明の衝突であると曲解してより大規模な紛争・対立が起こることを抑止しなければならない。

つまり起ってはいけないのは文明の衝突では無くて衝突が起こった時に文明の衝突であると我々が理解することなのです。とすると岸井氏のような認識そのものが文明の衝突を産んでいるといえる。

この人は文明の衝突が好きですぐに出しますけど、「文明の衝突」なんてイラク戦争で一時期盛り上がっただけキワモノの学説なんだからこんなところでいちいち取りあげないでしっかり勉強してもらいたいものです。また司馬遼太郎さんが盛んに文明の衝突に当たることを言っていたので、その影響は強いのかもしれません。

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