6月24日大竹まこと ゴールデンラジオ! ゲスト金子勝(慶應義塾大学経済学部教授)

#その他文化活動

は離脱が決まったばかりのイギリスのEU離脱についてポピュリズムの観点から解説。

大阪維新の様なたちの悪いのが感情に訴えかけて煽っている、という話。離脱派は見るからに品性がなさそうな人たちばかりでそうなんだろうなと思います。

これでイギリス経済はガタガタになりEUは瓦解の瀬戸際に立たされます。

ただ、やっぱり歴史をみていくとイギリスは独立したいんだろうな、という感じはあるんですけどね。その歴史の慣性のようなものが結局決め手ではなかったのではないかと思います。

そして女王が離脱派であることを表明した影響は大きかったと思う。

「ナショナリズムの反対はなんなの」と室井さん。「それは難しい」と金子さん。

太田氏が「グローバリズム」といいかけましたけど、やはりこれはナショナリズム同義語とするのが正しいでしょう。

反対は「ローカリズム」でよいと思うんですけど、最近は大阪維新がナショナリズムとグローバリズムを加えた地域主義といわれたりして複雑な状態に。

今回のイギリス、スコットランドもそれぞれの部分に対してナショナリズムとグローバリズムを含んだ地域主義と括ることはできそう。

やっぱりここに私は仏教による分析を持ち込みたい。

仏教は慈悲は大切なものだとしますけど、過ぎると愛執になる。なんでも匙加減(そこに空観がある無いか)によって良くもなれば悪くなるというのが仏教の考え方です。

これをこれらの思想にあてはめれば「ローカリズム」の中に品性のある穏健さを認めた時にそれはナショナリズムの対義語になるでしょう。

またそれは「ナショナリズム」そのものや「グローバリズム」にもいえることでしょう。
それぞれををパトリシズムや節度ある自由貿易主義に転化させるかもしれません。

ラジオのEU離脱の話も結局は「反知性主義」の話になって行きましたね。何主義だろうが反知性主義である限り駄目だというのが私の結論です。

また加えて言えば、反知性主義は実は知性主義だという言い方があるんですよね。考えていることを絶対的に信じてそのまま行っているのだから知性主義であると。

一見屁理屈のようですけど、こういう視点で反知性主義をみると、知性を統御し深みを与える身体性の不在ということが反知性主義の根本原因であるということがみえてくると思います。アタマ主義こそ反知性主義であると。

そして、そういう身体的・精神的な深みは仏教をはじめとした宗教の本質や文化にこそ秘められているというのが私の考えです。

ラジオに戻ると、日本は外からのショックに弱い。
こういう危機の時のたくわえを「アベノミクス」ですべて吐き出してしまったので日本には打つ手がないという話。

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