美の巨人　中宮寺 国宝「半跏思惟像」

頭の二つの玉なんかも宝冠があるとすれば造形的に完璧ですよね。

これは再現してほしいなぁ。彫刻科の学生がやればスキルアップもかねて万全だと思うんですよね。

指の位置は肩のくさびの様なパーツで調整したのだとのこと。それを考えると手間ですし、微妙な作業が要求されます。
一木造だと腕とかも彫りにくい格好であるとのこと。

こんな素晴らしいポーズなのに以降の時代で作られなかったというのは作るのが大変だったからというのがあるのかもしれませんね。

複雑な寄木造でこういう技法はこの仏像にしか使われていないとのこと。

オーダーメイドの極みで、定朝様式の寄木造などとは意味が正反対です。