(http://jp.wsj.com/articles/SB11979503982683104418104582226161136145958)
今後はIOCがリオのように不安定な兆候のみえる都市での五輪開催を敬遠する公算が大きいとの見方を示した。
とのことで、石油が沸き出し、イギリスを抜いて世界第6位のGDPを誇ったブラジルの経済は今では悲惨なもの。
結局ブラジルは格差を解消する気が無いので、お金があっても治安維持や教育に回さずにあぶく銭になってしまうんですよね。
税制も極端な金持ち優遇です。
こういうことから言うと格差是正をする気が無い国ではもうオリンピックは開かない、という教訓を引き出すのが適当ではないかと思います。
そしてそんな格差を象徴しているのが、テレビでこれでもかと映っている「コルコバードのキリスト像」だと思うのです。
これは巨大キリスト像の先駆けみたいですけど、やっぱり最初にやったという所に思想的な意味を感じます。
一つの宗教で周囲を圧しているわけですから、普通多様性の観点から躊躇される。それでも建てるというのはキリスト教によるネイティヴ・アメリカン及び黒人統治の名残なのだと思います。
統治する側と統治される側にいまだにブラジルは分裂していてそれを象徴しているのがキリスト像だというのが私の見立てなのです。
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