南米の都市は植民地時代を引きずっていて、巨大な大都市の富裕層とそれ以外の貧困層がきっかりと分けられているのが特徴。今大規模なデモやストをやっていますけど、ワールドカップ(もちろん今回の五輪も)をきっかけにこういった構造そのものを壊していこうという、南米の時代の画期がみえているのかもしれません。
ポルトガル人が建てたサルバドールのサン・フランシスコ教会は極めて壮麗で、黒人奴隷をカンドンブレというアフリカ固有の宗教から改宗させる目的があったのだとのこと。本当に西洋美術と宗教は他民族に向けられた尖鋭な武器だなと思います。
野村佑香さんのブログでは
「わたしは、そのゴシック世界に圧倒され、
あてられたようになってしまい、
多少、気分が悪くなってしまうほどでした。」
とのこと。
井筒俊彦さんが学校のミサで嘔吐したような感覚が、日本人には誰にでも起こりうるのでしょうね。
カンドンブレのほうは、神道的といって良い感じの模様。
サルバドールは住民の80パーセントが黒人の血を引いているらしく、黒人が多数の近代都市としてかなり特異なんではないですかね?
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