は山口二郎氏がグローバル資本主義の問題について。解決法がわからない、とのはなしですけど、まずはタックスヘイブン対策がわかりやすい突破口でしょう。
「単純な言説、叩くような言説が流れるとみんなそれに流れちゃう」と金子氏はポピュリズムを問題視。しかし例えばタックスヘイブンが悪いと単純化するのは悪いことではなく、単純化そのものが悪いとは私は考えません。
急所を突けるか突けないかないかということが問題なのです。
問題は急所を突かない言説によって世間が煽られる・煽られてしまうことです。
テレビが原発の問題を取り上げないことで、単純化そのものでは無くて、単純化の仕方が問題だということで結論が出たと思ったのですが、なんかまた事故以前の主張が顔を出してくるようになりましたね?
「世界の中心で輝けるって、AKBのセンターに立ちたいのか」と山口氏の安倍批判。
世界に冠たる優れた国にしようという意気込み自体は否定されるべきではないと思うんですよ。問題はその方向性と手段です。
意気込みまで批判してしまうから、真実を失う。縮小志向は国、ひいては国民を困窮させます。山口さんぐらいお金を持っていれば関係ないかもしれませんが。
そしてそれはもちろん経済的な側面だけではありません。
安倍的な勢力の「リベラル」への批判に説得力を持たせてしまう考え方で、こういった考えは根本から取り払わねばなりません。
金子氏は「「挑戦」と「道半ば」と「新しい判断」しかない」と安倍政権の政策を要約し批判。
もっと約すと、なにが何だろうと関係ない、というのが安倍政権の本質でしょう。
「芸能ネタか安倍首相かそんなな感じですよNHKの放送は」とNHKは芸能ネタと安倍の連呼を流すだけと山口氏。
いつも言っていますけど芸能ニュースを侮ってはいけないと思うんですよ。
ここの質を批判することが報道全体の質の改善につながるからです。
分野ごと切り捨てるのは芸能蔑視だと思う。
学者の驕りであって芸能の社会おける意義本質が見えていないと考えます。
そのソフトパワーのまさにソフトなところに、現代社会の問題を解決するカギすらあると思うのですよ。
なぜ安倍政権の支持率が高いのか、と金子氏から政治学者の山口氏への質問。
私が思うに、支持率が高いのは、今の日本なりの首相だから、というのが、一番大きな理由でしょう。
安倍政権を良くないと思う人は安倍政権を攻撃しがちなんですけど、安倍が去ってもまた安倍みたいなのとかもっとひどいのが出てくるだけです。
つまり国民全体の水準の向上にこそ一番心を砕かなければならないのです。
まぁ、金子氏の考えだとそういうことにはならないでしょうけど。
参照
「失敗しているのに失敗していると感じない所」が安倍のすごいところ、と金子氏。
まぁ、まさに病気ですよね。戦前の日本の軍部の感覚なんかも近いものがあったと思うんですけど、その欠点を体感させてくれる所があると思います。
次は民進党について。最後にちょこっと名前が出てきましたけど、連合。
私が思うに民進党は連合を切るのが最低条件。そうでなければ党としての体裁を整えることさえ不可能です。
いろいろ話していましたけど、それ以外は特に語る要素の無い党だと思う。
もし、応援させてください、といって来たらその時にはじめて応援させてあげればいいんですよ。
「アッキー好きなの!」と室井さん。アッキーの意見は意見とは呼べない類のものだと思う。正直あまり相手にするべき人ではない。
最後は太田さんが多様性が無いといけないと安倍政権を総括。立場はわかりますけど、そういう問題なのか?
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