「文科省の天下りあっせん疑惑、他にも30数件 監視委調査に証拠隠匿」(http://www.huffingtonpost.jp/2017/01/20/revolving-door_n_14274272.html)については「関係ないのが現職だといって処分を受けている」とのこと。現職の前川喜平氏は今いただけで森口泰孝事務次官の頃に「汚職のデパート博友会」下村博文文科相の下で行われたことなのだそうです。
そして新しく決まった戸谷一夫氏は福島原発事故当時に何も責任を取らなった文系の原子力ムラのトップであるとのこと。
大手メディアではこのような構図はまったく取り上げませんが、正しいのでしょう。いやーやっぱりどこの資料をみてどのように読んだらよいか知っている人の情報分析力は鋭いですね。
「その1」で書いた大学の話であるとか、そもそも官僚のほとんどの行動は天下りをするためのものであって、天下り斡旋は日常茶飯事のはずで、今回は法に触れたということで大騒ぎになっていますが「いつもやっているんだろうそれをいまさら」という違和感を持つ市民は非常に多いと思います。
「モンスターシステム」も再就職の斡旋が一つの大きな歯車で、あれとモラル的には大差のない事件です。(ここでも電力会社の半官半民的な立場が脱法的な隠れ蓑になっている。)
そうなると権力闘争の臭いもしてくると思います。
この天下りの問題における下村氏は豊洲で「石原都知事の問題がうやむやになった」のと同じ構造とのこと。
「小池百合子知事「石原慎太郎氏に責任なし」対応を見直しへ 豊洲移転巡る訴訟」(http://www.huffingtonpost.jp/2017/01/20/koike-ishihara_n_14291648.html)という話は出てきましたが、どうなるのか予断できません。
そもそも癒着が悪いのであって、大きなトラブルになったから見直そうという動きにしかみえないのはどうなのか。
また、金子さんは豊洲の問題にしても石原慎太郎については言いますが、東京ガスに再就職しているような官僚については言いませんよね。
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