NHKドキュメンタリー – エマニュエル・トッド 混迷の世界を読み解く その2

トランプ支持者はアメリカの中間層であって実は彼らはトランプより頭が良いとトッド氏。

アメリカの中間層は大学を卒業できなかった人たちなのだそう。この人たちがトランプを支持しているとのこと。

日本だったらいわゆる難関大ではない大学を出た人たちあたりが相当するのかな?CGでぽぽぽんとすぐに学歴別のヒラリーとトランプのそれぞれの支持者のパーセンテージがグラフで出てきましたけど、日本ではこういうデータはあるのかな?それに日本でやる場合があるとしたら、難関大とそれ以外で分けなければならないでしょうね。

話を聞いていると、トランプの悪口の部分などへの支持者の共感は意外と薄いのかな、という印象。それはそれでなおさら危険なこととも言えますが。

(追記:アメリカの大学は卒業が難しい、ということを前提にこのように書きましたが、もしかしたら大学を中退する理由は経済的なものの方が大きいのかもしれない。こちらが本当で学力的な問題であるというのは眉唾だという論者も存在するようです。そうだとすればむしろ日本で言えば、大学を問わず奨学金で借金漬けになっている人たちに近いでしょう。

しかしハーバードなどアメリカのトップ校は私学であり、なんと成績の悪い人でも「寄付」を積めば入れるところであり、一方で授業料は高額です。
公立がトップ校の日本とはそもそもシステムが違って、日本ではアメリカの大学中退組と同定できる集団は存在しないのかもしれません。

もっと言えばアメリカのこのような金持ち優遇の仕組みにこそ「分断」の根本があると断定するべきなのだと思います。)

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