(http://japan.hani.co.kr/arti/culture/23584.html)の4局目の人間の勝利は示唆的だと思います。
大優勢な囲碁を人間側の妙手を契機に混乱をきたして負けてしまったわけですが、機械の弱点が出たという評がある一方、私の感じですと、相手の妙手に裏をかかれて調子を崩すのは人間臭い。
ディープ・ラーニングで人間の考えを取り込んだ結果よくも悪くも人間らしくなってしまった、ともいえる。
かつて升田幸三実力制第四代名人はコンピューターは六段には勝てても八段に勝てるようにはならないだろう、と予言しました。これは(平凡な人間でも指せる)平凡な手は指せても創造性の領域にはなかなか到達しないだろうということをこういう言葉で表現したのだと思う。
実際はコンピューターの実力ははるか上を行ってしまいましたが、コンピューター対策としてこの創造性の領域が再びカギになっているな、と感じました。
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