第79期 名人戦七番勝負 第五局 2日目 渡辺明名人 対 斎藤慎太郎八段

将棋
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は放送をしっかり確認しました。

角換わりに対して後手の角交換拒否から雁木。先手は6八銀型。以前は8八銀型が多かったですけど最近はこちらですよね。飛先を切る手の価値の低下が影響しているのでしょう。となれば以前は8八銀型でも後手は普通に角換わりにしていましたけど、拒否するのが棋理的には最善だったということになるのでしょうか。

先手は4六歩から右四間に。

初日から果敢に仕掛けるもAIの読み筋は千日手

ずっと千日手の評価値が続きましたが後手の4四歩がまずかったらしく先手優勢に。局面は攻め合いを求めていたということなのでしょうか。

しかし読み筋の先手の3七角が難しくどうだろうと思っていたら、やはり指さず多少よりが戻る形に。3七角はなかなかない筋ですよ。こういうのが正しい手かもしれないということですね。

かなり早い展開ですが、時間が切迫した前局の反省があるのでしょうか。

二日目は先手の8九金と逃げた封じ手がまさかの悪手で互角に、さらに敗勢に。
取る一手にも見えましたが、やっぱり金引く人いるんですね。

そのまま挽回できず、渡辺名人が着実な指し回しで勝利し防衛。順位戦を8勝1敗で切り抜けてきた相手にこの余裕の防衛は驚異的です。勝負師としての殴り合いの強さというか、そういう勝負勘で圧倒した印象です。

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