(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170525/k10010994791000.html)は注目の会見にもかかわらず各社中継せず。下らない首相の会見は長々と時間を取ってずっとやるのですけどね。
テレビ局は視聴率を向いているのではなく、ましてや国民を向いているのではなく、官邸を向いているのは明らかでしょう。
遅れてすぐに詳報するところが多く、大手メディアが一体化している政権のダメージになるようなサプライズにあらかじめ備えた形でしょう。
テレ朝の「スーパーJチャンネル」では萩谷順氏が解説。
メインであるべき官邸周辺に主に触れるのではなく、前川氏個人について、証人喚問に出るのはあたりまえとし、「許認可権限に手を突っ込まれて怒りというのがあるとおもいますね」と発言。
それはその通りでしょうけど、萩谷氏が表現しようとしている縄張り争いの論理ではなく、筋であり法律に基づく怒りであるでしょう。
NHKのニュースではトップで伝えず、真ん中あたりで。何が重要かの判断が狂っている……というのではなくただ単に癒着しています。
前川氏はいろんな人から意見を聞いて考えを練るタイプらしく、強権的な安倍政権の目の敵にされていたとのこと。
読売が異例の一面で伝え、産経がしゃかりきになって伝えている「前川喜平前事務次官「出会い系」報道に文科省どんより」(http://www.sankei.com/life/news/170522/lif1705220034-n1.html)のバーの話はそういう点からも辻褄が合いますね。
「文科省の天下りあっせん疑惑、他にも30数件 監視委調査に証拠隠匿」(http://www.huffingtonpost.jp/2017/01/20/revolving-door_n_14274272.html)は前川氏を追い落とすための謀略であったといわれています。
天下りの話は他の省庁にもっとひどいものがあるはずなのに、このような公然の慣行のようなものが突如に問題として出てきたことは不自然に感じた。そのみえる部分ばかりを叩く人たちにも違和感を感じていた。
ここで前川氏の肚も決まったんでしょう。
それにしても加計の問題はずっとあるのにここまでやらないとまるで追求しない、メディアが存在しない。「メディア0」であるかのような状況は惨憺たるものです。
SPEEDIの無責任は見過ごすことはできません。しかし、文科省は最近の教育改革を観ていても私は非常に、国を良くしようという善意を感じました。
「道徳」や「銃剣道」は別ですが(これは「官邸主導」で「由来」が違うのではないかと思う)。
前川氏が取り仕切っていたことが影響しているのかもしれませんね。
課題はありますけど、うまく機能すればよいと願っています。
コメント