ここで休憩になったので改めてプログラムを確認。
団員の留学日記があったり、手作り感がほほえましいです。
留学生活は朝から晩まで音楽漬けで大変そうだし楽しそうです。
行った先での先生からのアドヴァイスでは片方の人が
「なんでそんなに自分を抑えているの?シャイすぎる!」
といわれ、もう一人の人は
「君は典型的な日本人だけど、それでいいんだよ」
と言われたとのこと。
図らずも対照的なリポートが並んだ形だ。
こういった問題は長く議論されてきたことであり、日本とクラシック、日本人と西洋文化、音楽における普遍とは、といった事を考えさせて興味が尽きない。
私は基本的に日本人らしくていいと思う。それが文化だしもしかしたらDNAなのだと思う。自身を偽っては本物にはなれない。
ただ西洋の音楽家が作った作品はそのメンタリティを推測して多少合わせていく必要は時にはあるのかなと思います。
私は日本人作曲家がどんどん名曲を発表することで自然に日本人でいられる環境がクラシック界で整っていくのではないかと期待しているのですけど、無調にかまけて時間を浪費する人たちばかりで期待できない現状は非常に残念だ。
こういう視点から松田さんに関して言えば、かなりロシアピアニズムを忠実に受け継いで帰国してきた感じです。
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