http://www.asahi.com/articles/DA3S11062021.html
には
「そもそも日本は歴史的にみて、決して「納税意識」が高い国とはいえなかった。増税問題が市民革命の導火線となり、議会制民主主義と租税協賛権(議会の同意なくして課税されない権利)の確立をもって近代国家を成立させた欧米諸国と異なり、日本では、自らの手で国家を創出したという観念が育たなかったため、その国家のために自ら進んで負担を行う「自主的納税倫理」も発達しなかったからである。」
とありますが、私が日本史について読んできた感じでは、土地を持っているなどそもそも平民の権利が強く、むしろ欧米より権力に抗して自らの権利を民主的に主張する習慣が根付いていたからのように思います。
一揆に訴願は優れた運動でしたし、例えばブラタモリで放送していましたが、将軍の鷹狩などでも、現地の人たちは賃金に不満だとポイコットしたといわれています。
一方で、七分積金など、必要なものはしっかりと出しました。
権力に対する良い意味での懐疑があったのであって、市民革命がなかったから、という説には説得力を感じません。
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