クローズアップ現代+ 名城はなぜ崩れたのか 謎のメカニズムに迫る

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は千田氏を中心としたチームが熊本城の被害状況を視察。
人がいる昼間だったら大惨事のひどい損害とのこと。特に櫓がこれだけ多い城ですからね。それらが多く壊れています。

千田氏が言うには江戸以降に積んだところが壊れているだけで清正が作った部分は壊れていないなどとも言われているが、全体的に崩れているとのこと。私も明治の修復が悪いなどと聞いていて古い部分は壊れていないのかと思っていましたね。と思ったら

「熊本城の崩れた石垣 明治時代の修復箇所に集中と判明
矢鳴秀樹 2019年5月29日 14時43分」

https://www.asahi.com/articles/ASM5W567NM5WTLVB017.html

の記事によると明治期に修復した場所がやっぱり崩れていたようで、こちらの方が「クローズアップ現代+」より後に判明した詳細な研究結果なんですね。「クローズアップ現代+」は最近見たばかりだったので私の方が後にわかった結論を知っていた形です。

そうであればやっぱり伝統工法を忠実にやるだけでもこれまでの400年のように相当災害に耐え得るお城になるのではとも思います。


西洋のモルタルで固めた剛構造のお城と違って日本のお城は柔構造でそれが崩れたのは衝撃的だったとのこと。

これだけ長く建っていた建物が今の瞬間に壊れるのは不思議だ。
400年の間に一度も来たことがなかったくらいの強い地震だったということなのでしょうか。

ただお城は伏見地震とかよく地震で壊れた話は聞くので五重塔のように地震に強いイメージは無いですよね。

熊本城は野面積みですけど切込み接ぎの方が地震に強いとかないんですかね?江戸城の石垣は残っている方ですよね。

角が残った形が報道されていましたが、算木積という先人の強度を高める工夫が功を奏したとの解説。

栗石という内部で地震を吸収する工夫が仇となって液状化現象を起こしてしまいV字型に石垣が崩れたとのこと。この伝統工法は弱い震度までしか通用しないということなのでしょうか。

災害は災害ですけど石垣の内部がみられるまたとない貴重な機会でもありますよね。


日本各地で石垣が盛り上がる孕み出しが問題になっておりどの自治体も苦慮しているとのこと。


伝統の継承と耐震の板挟みに遭っている千田氏はどちらでもなく云々と方針を説明しましたがやはりどうも聞いていると現代工法を取り入れるといっているようにしか聞こえないですね(^_^;)

私は特に見えないところはスマートに現代工法を取り入れるべきだというのが基本的な考えです。横にシートを敷けば液状化を食い止められるといわれているそうですが結構な工夫ではないかと思います。そういうシートを伝統的な布作りの工房に発注したりすればよいと思います。

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