はやはり専門家会議が検査を増やすことを止めていたことを示すインタヴュー。
脇田隆字座長の大学のPCR検査を活用しなかった(していない)ことに関する答えは人命を前に些末で意味を成していないですし、民間検査会社については触れもしていません。自動検査機器を導入しないことについても触れません。
やることをせずに、亡くなった命とこれから亡くなっていく命を前にどのような責任を取るのか。
科学的に話すことを「意見を出して終わり」と形容しているように感じます。科学的事実が人に寄り添わないのは大前提だと考えます。
記事中、ファクターXについては遺伝子の研究が進んでいるとしながらも、ファクターXなどなく我々の対策が優れていたから感染爆発が防げたのだ、と初めて聞く新説を披露する脇田隆字座長。日本のクラスター対策の欠陥はたくさん指摘されています。科学的にあり得ない話だ。
それは本当に対策の責任者の立場から言っているのではなく科学者としての自分が言っているのか、もう一度胸に手を当てて考えてもらいたいと思います。
また結局これは検査を増やさなくて良かったと主張していることに他なりません。これまでにも証言で裏付けられているように、やはり増やせないのではなく意味不明な理屈を後付けして増やさなかったのだ。
脇田氏以下がこの一言を妄想の世界で言い通すためだけに日本でたくさんの人が犠牲になり今から犠牲になりつつあるといえます。
これこそ日本で検査が行われない核心的な理由であると看取できます。
脇田隆字座長は国立感染症研究所所長でもあるので、一番最初に岡田晴恵氏が言っていた、感染研がデータを独占したいので検査を絞っている、という告発とも符合するところですね。
「感染研所長が「検査拡大を拒否」の報道に厳重抗議
積極的疫学調査と一般臨床のPCR検査の意義に相違」
という抗議がありましたがこのインタヴュー内容は抗議の内容に反するものであり、事実を裏付けるものだ。
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