BS1スペシャル▽山中伸弥が聞く新型コロナ~3人の科学者+1人の医師との対話 その4

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ちなみに大曲貴夫医師は金子勝氏が批判するところによると、東京都の医療ブレーンを務めており、検査を絞るべきだと主張して患者を爆発的に増やして東京を医療崩壊に追い込んだ主犯とのこと。

一部で政府批判の急先鋒とみなされる岡田晴恵教授を含めて、崩壊寸前で留まったという言い方をされることもありますが、救急医療などを観ていると明らかに崩壊していますよね。
「クローズアップ現代+ 2020年6月30日(火)放送
第1波 知られざる生と死の現場
~そのとき家族は 医師は~」ではエクモを使えば助かったはずの患者が75歳という年齢で足切りされて使えなかったことをやっていましたけど、明らかに崩壊していて、これは安倍の責任です。諦めざるを得なかった家族のなんとやるせないことか。

「【衝撃 コロナショック どうするのか この国のかたち】金子勝 立教大学特任教授:東アジア型に新型コロナ対策を転換せよ」

【衝撃 コロナショック どうするのか この国のかたち】金子勝 立教大学特任教授:東アジア型に新型コロナ対策を転換せよ
 緊急事態宣言が全国に拡大され外出自粛が要請されている。しかし、これで感染が収束に向かうのか。新型コロナウイルス感染症に対するこれまでの政府の対策の問題点と、緊急に転換すべき方向を金子勝立教大学特任教授が提言する。

台湾の対策などとにかく中国を信頼しないことが骨子であり、東アジア型などと括る実態は何かという疑問があります。
中国のデータ隠しなど中国の都合の悪いことには触れず、早期の入国拒否を批判し、いまだにその失敗に触れず、入国拒否の大切さにも触れない金子勝氏が入国拒否で成功した所が多い東アジアの名を冠した「東アジア型」なるものを唱えるのは非常に滑稽です。評論家は評論されない今までの中でこういう頬かむりする癖がついているんでしょうけど、これからは必ずしも通用するものではないですよ。

(9月13日追記:この記事を書いたのは基本的に放送当時(2020年6月11日)。それにたまに書き加えたものです。9月になると再発した韓国などとほかの東アジア地域の格差が広がり、またNYが対策に成功して小康状態を得ました。そのせいか自然と金子勝氏も「東アジア型」なる呼称を使わなくなった印象です。
子細に観ていくとシャットアウトした台湾と中国の対策もまた違って、安倍と金子勝氏など入国拒否を批判する人たちの責任によって侵入を許した日本にとってより参考になるのは中国の対策でしょう。執拗に行う全員検査こそが最も効果がある対策だと私は考えており、あえて言うなら「中国型」「武漢型」の対策と呼称されるような対策こそなされるべきだと考えています。)

それはともかくとして、こうやって見て行くと大曲貴夫医師は「慎重」な人のように思える。つまり既成の枠組みの中でできることだけを確実にやる人でできないことは関知しない人。できないことがあったらできるところまで縮小してしまう。気持ちや柔軟性があれば本当は最大限までやるでしょうけどそういう方向性にはいかなかったのでしょう。いわば記号的な人であり仏教的に言えば分別に雁字搦めになっている人だ。
通例ですが、そういう人が大惨事を齎したのかなと思いますね。

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