8月2日 サンデーモーニング 風をよむ

WORLD

は米中新冷戦について。

スタジオでは寺島実郎・大宅映子・元村有希子・藪中三十二・青木理といった人たちが出てましたが、中国もアメリカもどっちもどっちという意見ばかり。中国でこれだけの人権侵害が起こっている状況で日本の言論界はこの状況です。

中国と仲良くしておいた方が得、一方で中国を批判しなくてもアメリカなどから自分の得を侵害するようなものは出てこないだろうという打算を感じます。

(この状況に民主主義陣営は当座アメリカの攻撃力でバランスを取らざるを得ず、そういう意味ではトランプ政権を選んだのはアメリカ国民の国際的な責任を果たそうとする意識がわずかに寄与しているのだろうと思います。)

これもやっぱり中国の各個撃破の罠にはまっている可能性が高いです。人権を無視して中国と仲良くする企業や国、個人ほど中国から経済的恩恵を受けられ、嫌がらせを受けなくて安全なのだ。

それと比べるとまだ振りのVTRの方が公平感があります。これは製作責任において個人が際立っていないというのが大きいと思います。
ジャーナリズムにおいてアメリカの影響で日本でも署名記事が流行っていく傾向がありましたが、もしかしたら中国の影響を排除するためにあえて大きな単位の中に個人を匿う。その方が合理的だということになっていく可能性があります。

中国の恣意的な影響力を国や世界が排除できるようになるまでの過渡期的な緊急避難になるかもしれませんけどね。

藪中氏に至ってはただの覇権争いなのに共産主義というイデオロギー対立を持ち出してアメリカが正当化を計っていると積極的に批判。

しかし仮に覇権争いだとして、中国が覇権を握るとウイグルであるとか香港であるとかチベットであるとかその他国内の人権状況言論弾圧、南シナ海。そういう状況の国が世界の中心として世界を覆うということになりますよね。
それを防ぐことに意義があるのだ。ただの覇権争いだとしても民主主義陣営が勝つことには計り知れない意義があります。
それに実際中国は共産主義です。

大宅氏なんて「保守」「右翼」と目されていて自任してるところもあると思うんですけど、そうであれば潔く南シナ海や尖閣に触れるべきだ。それが触れない。
トランプは自国ファーストどころが自分ファーストだ、と嘆いていましたけど、右翼ですらなく自分第一のようなのが大宅氏の問題外なところだ。

どっちもどっちと言いつつ中国の人権状況にとりあえず触れた青木氏がまだ中国から一番遠いコメントをしている状況が、惨状といえるものだ。

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